
NFTゲームはもう稼げないって本当?
今回は、NFTゲームは稼げないのかについてまとめました。
2021年ごろがNFTゲームで最も稼ぎやすかった時期と言われており、そのころと比べると現在は稼ぎにくい状況にはなっています。
NFTゲームをやってみたけど稼げなかった人や、これからNFTゲームを始めようと思っている人は、ぜひ最後まで見て行ってください。
NFTゲームが稼げない理由7つ

NFTゲームが稼げないとされている理由や原因について詳しく解説していきます。
- 一部の強者が利益を独占する仕組み
- 稼ぐには初期投資が必須レベル
- 新規参入のユーザーが少ない
- 稼げるようになるまで時間がかかる
- 独自通貨の価格が安定しない
- シンプルにゲームとして面白くない
- 法整備が追いついていない
一部の強者が利益を独占する仕組み
そもそもNFTゲームは一部の強者が利益を独占する仕組みになっていて、一般人に降りてくるお金はほぼありません。
今までにヒットしてきたNFTゲームの多くは、ポンジ・スキームと同じような構造になっています。
ポンジ・スキームとは、実際には運用せず、後から参加した人のお金で配当を支払う詐欺の手口のこと。
NFTゲームもほぼ同じで、新規プレイヤーがNFTを購入するなどして入れたお金を、既存のプレイヤーたちで再分配します。
しかし、ここで重要なのは決して平等に分配されるわけではないことです。
NFTゲームで稼ぐにはゲーム内で「勝つ」必要がありますが、そのためには、
- 強いNFTキャラクター・アイテムを持っている
- NFTゲームのセオリーを知っている
- 莫大な投資をしている
- 先行者有利を生かしている
といった、強者でなければなりません。
全員が得をしようと思ってゲームをプレイしますが、実際に稼げるのは一部の強者のみで、一般人は仮に稼げたとしても少額にとどまります。
NFTゲームは限りあるお金のプールを奪い合うため、稼ぐのは仕組みからして難しいのです。
稼ぐには初期投資が必須レベル
NFTゲームは始めるだけなら無料のものもたくさんありますが、稼ぐためには初期投資が必須と言っても過言ではありません。
本格的に稼ぐためには強いNFTキャラクターやアイテムが必須ですが、それらは購入するのに数万円かかることもざら。

ゲームに、しかも本当に稼げるのか分からないものに数万円も使える人は少ないでしょう。
また、NFT以外にもガス代(取引の手数料)も必要になります。
初期投資を回収できずに損切りするパターンもあるため、NFTゲームで稼げない理由のひとつとなっています。
新規参入のユーザーが少ない
2024年現在はNFTゲームのブームが落ち着いてきており、新規参入のユーザーはかなり少なくなっています。
2021年ごろはまさにNFTゲームバブルで、「歩くだけ」「ゲームで遊ぶだけ」といった文言に誘われたユーザーが多く参入してきていました。
そのため、仮想通貨に関する知識とトレンドを追う気概さえあればサラリーマンのお給料くらいの金額を稼ぐことも可能でした。

それどころか、月に100万円以上稼ぐ人もいたほど。
しかし、今は仮想通貨のことを熟知している猛者しか残っておらず、初心者が稼げる隙間は存在しません。
そのため、昔に比べて今はNFTゲームで稼ぎにくくなっている状況です。
稼げるようになるまで時間がかかる
NFTゲームはプレイし始めてからすぐに稼げるものではありません。
初期投資分を回収して初めてプラスなので、収益化できるようになるのはだいぶ先になります。
目安としては、だいたい半年くらいです。
お金目的でNFTゲームを始める人が多いため、すぐに稼げないとなるとモチベーションが低下してしまう可能性が高いです。
独自通貨の価格が安定しない
仮想通貨は基本的に価格が不安定なものです。
NFTゲームで収益化するにはどうしても間に仮想通貨が挟まるので、タイミングによっては全然稼げないこともあります。
NFTゲームでは独自通貨が採用されることが多いですが、ほとんどの場合「上場したてのころに高騰して、のちにだだ下がりする」パターンになっています。
これは、NFTゲームがリリースされたばかりで話題性のあるころに初期参入者が買い、その後すぐに売り逃げしているためです。
つまり、NFTゲームで稼げるタイミングはリリースされてまもないころで、時間が経てばたつほど稼ぎづらくなるのです。
シンプルにゲームとして面白くない
ゲームとしての面白さが少ないため、稼げるようになる前に辞めてしまう人もいるでしょう。
いくら「お金が稼げるゲーム」とは言っても、面白さがないとモチベーションを保てない人が大半。
最近になってUBIやスクウェア・エニックスなどの大手のゲーム会社も参入するようになってきてはいますが、まだまだお金稼ぎありきの薄っぺらいゲームのほうが多いです。
特に、既存のゲームを楽しんでいる人たちは、リアルマネーを稼げるNFTゲームに嫌悪感を示しがち。
実際、PCゲームプラットフォームのSteamは、2021年にNFTゲームのリリースを全面禁止とすることを発表しています。
法整備が追いついていない
NFTに関する法整備は、現在もなかなか追いついていないのが現状。
法整備が整っていないと、運営が破綻して大損をしたり、独自通貨が暴落してもなにも文句は言えません。
日本は良くも悪くも保守的なので、海外よりも法整備が遅れるのは確実です。
法整備されることで稼ぎやすくなればいいですが、むしろ今以上に稼ぎづらくなってしまう可能性もあります。
NFTゲームで稼げない人の特徴3つ

では次に、NFTゲームで稼げない人がやりがちなことについて解説していきます。
- 参入するタイミングを間違えている
- プレイするNFTゲームを厳選していない
- 初期投資をしていない
参入するタイミングを間違えている
稼げない人は、すでに暴落し始めていたり、もう暴落しきったタイミングで参入している可能性があります。
NFTゲームにおいて稼げるタイミングは、リリースされてまもないころ。
なぜなら、長くても半年くらい経過すれば、どんなゲームでもトークンの価値が暴落してしまうからです。

さらに、最近のNFTゲームであればリリースされてから1か月以内に市場が崩壊するのも稀ではありません。
そのため、早期にプレイし始めて価値の高いNFTを集めて売りさばき、早々に撤退する必要があります。
プレイするNFTゲームを厳選していない
稼げない人は、プレイするNFTゲームを間違えているのかもしれません。
大量のNFTゲームがリリースされ続けていますが、稼げるゲームを厳選することで稼げる確率が上がります。
NFTゲームと言っても千差万別で、人気のないゲームや詐欺プロジェクトを選んでしまうと、まったく稼げません。
また、すでに超人気になっているタイトルも需要と供給のバランスが崩れてしまっているパターンが多いため、稼ぐのは難しいでしょう。
普段から情報収集を欠かさず行うなどして、稼げるNFTゲームを厳選することが大事です。
初期投資をしていない
当たり前ですが、NFTゲームで稼ぐには初期投資がほぼ必須です。
初期投資をしていないと、プレイするゲームと参入するタイミングが合っていても稼げません。
なぜなら、NFTゲームで最も大きな額を稼ぎやすい方法が「価値の高いNFTを売却すること」だからです。
価値の高いNFTは空から降ってくるわけではないので、自分でNFTを購入するなどして積極的に入手できるように行動していかなければなりません。
具体的には、ほとんどのNFTゲームでは他のプレイヤーに勝利したり、金の力にものを言わせることでレアなNFTキャラクター・アイテムを獲得できます。
そのためには、ゲームを有利に進められる強力なNFTキャラクター・アイテムが必要になってくるわけです。
先ほども解説したようにNFTゲームの寿命は短いため、盛り上がっているうちに課金しないと一生稼げないままになってしまいます。
NFTゲームで上手く稼ぐコツ3つ

ここまででNFTゲームが稼げない人の特徴を紹介してきましたが、では逆にNFTゲームで稼ぐにはどうすればいいのでしょうか。
具体的には、以下のとおりです。
- 出来る限り早くプレイし始める
- 初期投資分を回収することを意識
- 最新の情報収集を怠らない
出来る限り早くプレイし始める
NFTゲームは先行者有利が非常に強いため、稼ぎたいなら可能な限り早めにプレイし始める必要があります。
NFTゲームで使われる独自通貨の価格は、一瞬上がってすぐ下がるパターンがすべてと言っても過言ではありません。
なので、「リリース初期の価値が高騰している間に稼ぎ切る」という行動が強いです。
そのためにも、できればアーリーアクセス(早期アクセス)に参加できるといいでしょう。
アーリーアクセスに参加できれば一般公開される前にプレイし始められるので、強いNFTやゲームのセオリーを理解できるだけでなく、事前にトークンを荒稼ぎすることもできます。
アーリーアクセス権は、NFTとして各種マーケットプレイスでVIPパスなどの形式で販売されていますが、数に限りがあることがほとんど。

本気で稼ぎたいのであれば、まともにプレイしていては無理ということです。
初期投資分を回収することを意識
初期投資分を回収するまでにどれくらいかかるのかを念頭に置きましょう。
なぜなら、初期投資分を回収してからようやく稼ぎが出始めるからです。
そのためには、諦めずにプレイし続けるのはもちろんのこと、むやみに追加で投資しないことが大切。
回収できるのかを考えずに投資してしまうと、突然サービス終了したり市場が崩壊したときに大赤字になってしまいます。
初心者の方や回収できるか怪しい場合は、少額の投資からスタートするのが吉です。
最新の情報収集を怠らない
NFTゲームで稼ぐには、日々の情報収集が欠かせません。
可能な限り早くプレイし始めるのが大事と説明しましたが、そのためには「これから稼げそうなゲーム」を自分で見つける必要があります。
他の人がすでに見つけたゲームに後から参入しても、市場の崩壊が始まるまでに初期投資分を回収できなかったりして、稼げない可能性が高いからです。
具体的には、X(旧Twitter)やYouTube、マニアックなところだと海外のNFT関連メディアなどで情報収集できます。

正直、1週間前の情報はもう参考にならないこともあります。
人気になるポテンシャルを持っているけどまだ誰にも見つかっていないNFTゲームがベストです。
NFTゲームから別ジャンルに移行するならどれ?

NFTゲームで稼ぐことは可能ですが、市場の変動やゲーム自体の流行りに左右されるため、安定した収入を得るのは難しいのが現状です。
そこで、別の稼ぎ方をいくつか紹介します。
- 仮想通貨に投資
- NFTアート
- NFT転売
- NFTブログ
仮想通貨に投資
ビットコインやイーサリアムなどの有名な仮想通貨に投資する方法です。
仮想通貨市場は日々変動しており、2021年ごろの高騰具合と比較すると落ち込んでいるように見えますが、実は長期的な視点で見ると上昇傾向にあります。
- 現物投資
- 積立投資
- スイングトレード
- レバレッジ取引
など、投資スタイルに合わせて選ぶことが可能です。
Coincheckであれば最低500円の投資からでも始められるので、気軽にチャレンジできるのもメリット。
しかし、仮想通貨は価格変動が激しいため、投資した金額が下がるなどのリスクはNFTゲームよりも大きいです。
書籍やWebサイトなどで仮想通貨の基本的な知識を学んで、自分にあったスタイルで投資することが大切です。
NFTアート
デジタルアートを自分で作成し、OpenSeaなどのマーケットプレイスで販売して稼ぐ方法。
NFTアート市場は2021年には約1.6兆円規模に達し、今後も拡大が見込まれている将来性のある分野です。
いわゆるドットのイラストだけでなく、
- 3DCG
- 音楽
- 写真
など、さまざまな種類のデジタルアートを販売できます。
NFTアートの種類や価値判断基準、購入方法などの知識を身につけることで、NFTゲーム以上に稼げる可能性があります。
ただし、多くのアーティストが参加しているため、売れる作品を作るためにはある程度の技術が必要です。
NFT転売
NFTゲームやNFTアートで手に入れたNFTを、別のユーザーに転売することで差額分の利益を得られるのがNFT転売です。
NFTは転売されたときに作者にもロイヤリティが入る仕組みになっているため、転売は悪いことではなくむしろWin-Winと言えます。
インターネット環境とNFTを購入するための資金さえあればできるので、手軽に始められるのが魅力です。
仮想通貨の価格は高いイメージがありますが、マーケットプレイスで販売されているNFTは、思ったよりも初期販売価格が安いことがほとんど。
そのため、悪質な詐欺にさえ気を付ければNFTゲームよりもリスクは少ないでしょう。

需要の高いNFTであれば、購入後すぐに転売して利益を得られることも。
とはいえ、NFT転売はNFTゲーム以上に競争が激しいジャンルなので、利益を出すには工夫が必要です。
NFTブログ
NFTに関する特化ブログを運営して、アフィリエイト広告で収益を立てる選択肢もあります。

私もこれを目指しています。
Googleで検索上位に上げるための技術であるSEOでは、質の高い記事を書くことがとても重要視されています。
NFTゲームに多少なり力を注いだ経験がある人なら、それをもとに質の高い記事を執筆できるので、自分の知識を生かして稼ぐことが可能です。
ただし、ドメインの取得やレンタルサーバーを契約したりなど、初期費用がかかります。
ブログは収益化するまでに4か月~1年かかると言われているため、初期費用を回収するという意味ではNFTゲームと同じかもしれません。
NFTゲームは稼げない?:まとめ
今回は、NFTゲームが稼げない理由や上手く稼ぐコツについて解説してきました。
NFTゲームは最盛期に比べると稼げなくなっているのは事実ですが、まだ現在もやり方次第では全然稼ぐことが可能です。
また、NFTゲームで稼げなかったとしても、NFTアートの作成や転売などの別の方法で稼げる可能性もあります。
NFTや仮想通貨は今後も間違いなく成長していく分野なので、今回の記事を参考にして付き合い方を考えてみてはいかがでしょうか。

